イントロダクション
人間が人間らしく「生きる権利」なのか?
それとも植物を取り締る「国家が作った法律」なのか?
元フランス料理のシェフ・山本正光は、“がん” という病気と戦うために「大麻」を選択する。
それは、可能と思われる全ての治療を試みた末の結論だった。
法律違反とは分かっていても彼は生きたかった。そして自身の体を使って大麻とは何なのかを検証したかった。
日本で大麻というと、麻薬として忌避されているが、世界では、大麻の有用性が注目され、その利用が広がっている。
死の淵を日々覗き続ける山本正光=やまさんは言う。
「良い悪いって言う前にもっと研究すればいいと思うの。そして良い所があるんだったら、それを活かそうよって!」
この映画にナレーションは無い。
やまさんを基軸に、ドクター、弁護士、支援者たちの語りで
綴るヒューマンドキュメンタリー。
これは大麻の映画であるとともに
生きることを問う衝撃作である。
ストーリー
他に助かる道があるなら教えてくれ!
医師は言った。
「相当悪い、これはちょっと難しいかな、、、。」
肝臓がんで余命半年を宣告された山本正光(やまさん)は、元々フランス料理のシェフだったが、療養のために総料理長を退任、年金と手当金だけで暮らしていた。奥さんとも数年前に離婚。
これまでにインターフェロン、肝動脈化学塞栓療法、ラジオ波焼灼、抗がん剤など、可能な限りの治療を試みても改善のなかった彼だが、今は普通に歩けるし、ビールも美味しく飲める、、、。
なぜなのか?! そのきっかけは大麻だった。
腫瘍マーカーの上昇がなぜ止まったのか?
大麻と身体の関係性は?
彼は自分の身体を使って大麻の治験をして欲しいと訴えるが、聞く機関も製薬会社もない。
そこで、彼は最後の賭けともいえる旅に出る。
鳥取県智頭町にある畑で医療用大麻を作って貰い、大学病院で治験を受け、ジビエ料理で生計を立てる夢を実現するために。しかし、時代はまだ早かった。
旅から帰ってきた彼の前には法律の壁が立ち塞がり、
そして、、、
〈作品時間〉66分
ディレクターズ ノート
「監督! 俺が死んだらいつか映画作ってくれよな!!」
キャスト
山本 正光(1958年生まれ)
経 歴
両親は東京恵比寿で洋食屋をしていたが、父親が病気で倒れたのをきっかけに店を手伝う形で料理人の道を歩み始める。
レストラン ドルフィン(横浜)、フランス料理 オートルモンド(横浜) 料理長、フランス料理 レガル(辻堂)オーナーシェフ、フランス料理 ブラッセリー ティーズミュゼ(横浜)総料理長。
病 歴
- 20歳
- 交通事故に伴う大量輸血が原因でC型肝炎に感染する。
- 40歳
- 慢性C型肝炎に対しインターフェロン治療を行なうも副作用で中止となる。
- 52歳
- 肝細胞がんと診断され手術、肝動脈化学塞栓療法、ラジオ波焼灼、抗がん剤などの標準治療を開始する。
- 56歳
- 肺とリンパ節への転移が発見される。再び肝動脈化学塞栓療法、抗がん剤治療を行なうも病勢のコントロールがつかず、腫瘍マーカー(AFP及びPIVKA等)は上昇を続ける。
末期がんとして主治医から余命6ヶ月~1年の宣告を受ける。 - 57歳
- がん治療目的で大麻を栽培、使用(喫煙)を開始する。
また、市販のCBDオイルの摂取を開始する。
腫瘍マーカー(AFP及びPIVKA等)の数値が著しく改善する。
大麻取締法違反で逮捕勾留される。 - 58歳
- 保釈後に再入院。入退院を繰り返す中、裁判が始まる。
結審の8日前に肝細胞がんにより死去。
裁判は公訴棄却となる。
医学博士
正高 佑志
医学的には麻薬と大麻は別物です。大麻に含まれるカンナビノイドには様々な作用が期待されます。また大麻を違法薬物の入口と呼ぶ「ゲートウェイ仮説」に明確な科学的根拠はありません。
銀座東京クリニック 院長
福田 一典
モルヒネと違い大麻は末期がん患者の緩和ケアにとても有効です。それが日本では利用できないのです。彼の腫瘍マーカーが格段に下がったことと大麻の因果関係は認めざるを得ないでしょう。
弁護士
亀石 倫子
自分の生命を維持するために大麻を使うことに対し刑罰を持って禁止するということは、憲法が保障する生存権や幸福追求権を侵害することだと思います。
被告人支援者(作家)
長吉 秀夫
これまでの大麻関連裁判では却下されてきた弁護側の提出資料が今回はその多くが証拠として採用されました。一方、検察の方は、医療用大麻を否定する資料を何ひとつ証拠として出せなかったんです。
スタッフ
監督:
吉岡 敏朗(Toshiro Yoshioka)
1956 年 松江生まれ。大学で映画の監督法を学び卒業後様々なジャンルの映画・映像制作を行い、作品本数は300を超える。高校の頃よりヨガを実践、また福岡正信との出会いを契機に自然農法の援農も行うなど映画作法の原点には自然の哲理が息づく。受賞歴多数。
主要作品
「つ・む・ぐ ~織人は風の道をゆく~」
インドネシア国際スピリチュアル映画祭 受賞
リッチモンド国際映画祭 受賞
「麻てらす ~よりひめ 岩戸開き物語~」
ロンドン インディペンデント映画賞 受賞
パームスプリングス・カンナビス映画祭&サミット 入選
カナダ国際映画祭 受賞
音 楽:ウォン ウィンツァン/吉野 大地/水野 俊介
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